
相手に伝わる表現を教育版マインクラフトで考える体験会実施しました
2026年04月11日 17:10
世は春休み。
ということで、3月最終土日の午後、教育版マインクラフトを使い、SST(ソーシャルスキルトレーニング)×教育版マインクラフト体験会を本支援室で企画、実行しました。
参加者は3組。それぞれ一対一で別枠の時間でご希望だったので、ゆっくりその子のペースに合わせて活動できたのが良かったかと思います。逆に一緒だと、当初想定していたサバイバルSSTにたどり着くのはやってみて難しいと分かったのでバラけてプログラミング中心の体験会に変えられたのは参加者にとっても運営側にとっても良かったと思います。
最初に“Hour of AI The first night”から
マイクラ初心者から中級者までレベル感の異なる参加希望者だったため、教育版マインクラフトならではのチュートリアルワールドから“Hour of AI The first night”を選んで導入としました。
このワールドはマインクラフトの基本操作に慣れつつ、簡単なクラフト体験を通じたプログラミング体験までできてしまう教材として優秀です。加えて、AIに正しい情報を教える意義を感じさせることもできてしまいます。まぁ低学年の子らは話に耳を傾けてくれないのですが。付き添いの保護者様には伝わったのか⋯伝わったと期待したいところです。
Hour of AI The first night”の落とし穴
しかし、気をつけないと、思わぬ落とし穴にハマります。一度ロケハン的に事前体験しておいたので油断していたのですが、正しい手順を踏まないと先に進めない点にご注意ください。
初回の体験会でやらかしたのは、最初の枝をクラフトする場面でした。木を切ればいつものように枝を自動で作れる⋯と思いきや、なぜか作れない。焦ってあちこち移動してみたり新たな木を切ろうとしたりしますがクラフトできない。しかも初回の参加児童は超初心者。なんでなんで?とパニックってしまったのですが、そのうち参加保護者の方が、エージェントに話しかけることでクラフトできることに気づいて事なきを得ました。早くチュートリアルを終わらせようとエージェント君を後回しにしたのが躓きポイントでした。それに気づいて以降は、「エージェント君に話しかける」→「素材集めやクラフト」→「再度エージェント君に話しかけてクラフト方法をAIに教える」手順でスムーズに進められるようになりました。

初回の参加者は低学年だったこともあり、マイクラもパソコン操作も超初心者で、ダブルクリックから覚束ず、エージェント君に話しかけること、素材をクリックで掴み、移す動作に苦労したり、移動・視点操作を全て右手で行ったりと操作にかなり手こずりました。最終的にはタッチパネル操作で乗り越えましたが、目と手の協応力を上げるのに役立つという思わぬ成果を副産物として得ることができました。本人のペースに合わせて進めたので、予定していた1時間半の体験会は“Hour of AI The first night”の体験で終わらせました。タイトル名通り、本来は1時間程度で終わる内容の教材でしたが、超初心者の低学年生にとってはこれだけでも十分負荷の高い活動だったようでした。
2,3人目の中級者達もそれぞれ⋯
その後も別日、別の時間でそれぞれ1人ずつ体験会を行いました。こちらの2人は中級者で、普段はゲーム機でマイクラを楽しんでいる者が1人、YouTubeの動画をよく視聴している者が1人と、マイクラを知っていると言ってもそれぞれにレベル差はありました。普段からゲーム機で楽しんでいる子は流石中学年という発達段階もあり、すぐに要領を掴んで“Hour of AI The first night”をクリアし、教育版マインクラフトで3種のプログラミング体験にサクサクと進むことができました。
【3種のプログラミング体験】
makecode×エージェント…せっかくHour of AIを通じて「AIは教えた通りに覚える」体験をしていただいたので、教育版マインクラフトならではのmakecodeを使ったプログラミング体験をしてもらいました。chcken rainも受けが良かったのですが、お気に入りは1000tntでした。やっぱりねえ。
チャットコマンド…マイクラを知っている人ならお馴染み、チャットコマンド。「魔法の合言葉は/(スラッシュ)」と唱え、time setやfillなどこちらもお馴染みのコマンドを体験してもらいました。fillは座標の考え方も必要となるのでややつかみづらいところもありましたが、豆腐ハウスを一瞬で作れてしまうお手軽さに驚いておりました。つかみはOK。
レッドストーン回路…マイクラ内ピタ〇ラ装置。今回は感圧版の上に敵が乗るとホッパーより矢が飛び出して攻撃する仕組みを作りました。私よりはるかにマイクラの知識が豊富な「youtubeでなんか見たな」と口にしながら、自分で作った仕掛けがうまく作動したことを喜んでおりました。
最期にマイクラカップ案内
今年度もマイクラカップが開催されます。8回目となる今回のテーマは「みんなが輝く!β世代の未来のまち~人口・年齢のバランスが変わる社会をどう生きる?~」です。多摩湖畔通級支援室では、現在ソーシャルスキルトレーニング(SST)や建築・街デザインをメインに据えたデジタルモノづくりに取り組むオンラインコースを準備しております。教材に利用するのは統合版マインクラフト。更に、オンラインコース会員限定の特典として、マイクラカップ挑戦コースへ参加することができます!マイクラカップ挑戦コースは毎週、当支援室に集まって話し合い、研究、実際のモノづくりに取り組んでいきます。マイクラカップ挑戦コース参加者には、過去のマイクラカップに子どもたちと挑戦して作品を応募し、審査員を務めた経験もある当支援室代表 川上が、過去の経験に基づく助言を行います。が、活動の主を担うのは参加する児童生徒自身です。
オンラインSST・ものづくりに興味があり、学校外の充実した居場所を探している児童生徒さんのご参加をお待ちしております。準備が整い次第、情報を公開いたしますので、それまで少しお待ち下さい。