
「うちの子、ちょっと気になるかも」と言われたら~CLASPの活用
2025年10月28日 20:58
「うちの子、ちょっと気になるかも?」と言われたときに読む話
〜保護者の戸惑いと、最初の一歩を支えるチェックシート/「吃音、チック、読み書き障害、不器用の特性に気づくチェックリスト(CLASP)を活用する〜
🧠 突然の指摘に、心がざわつく
ある日、園や学校の先生から「お子さん、少し気になるところがあると思いませんか」と言われたら——。
驚きますよね。戸惑いますよね。
「うちの子に限って」「先生の思い込みでは?」「環境が合ってないだけでは?」
そんなふうに、つい周囲に原因を求めたくなる気持ち。とても自然な反応です。
それは、保護者に発達支援の知識や経験がないこと。
そして何より、我が子が可愛いからこそ、感情的に「攻撃された」と感じてしまうからです。
👩🏫 先生は意地悪で言っているわけではない
保育士や教員は、日々多くの子どもたちを見ています。
「ちょっと気になる」という言葉は、子どもへの支援のきっかけを探しているサイン。
決して、否定や批判ではありません。
でもその声を無視してしまうと——
小学校、中学校、高校と進む中で「やっぱりあの時の指摘は正しかった」と思うような場面に、実際に直面するかも。
「あの時、先生が言っていたのはこういうことだったのか」と気づいた時には、もう手遅れかもしれません。
🪜 後悔しないために、今できること
とはいえ、いきなり医療機関や福祉機関に相談するのは心理的ハードルが高いもの。(お金も仕事の都合的にも)
「うちの子が障害かもしれない」と思うだけで、心が重くなるのは当然です。そうは言っていないのですが…
だからこそ、まずは——
我が子の姿を、冷静に、客観的に見つめることから始めてみませんか?
📋 その第一歩に使えるのが「CLASP観察シート」
厚生労働省の研究事業から生まれた「吃音・チック・読み書き障害・不器用の特性に気づくチェックリスト(CLASP)」は、
本来は保育士や心理士など専門職向けのツールですが、質問に答えるだけでざっくりと発達の課題の可能性を把握できます。
もちろん、我が子の姿を客観視できていないと効果はありません。
でも、保育士や先生、夫婦で協力して実施することで、違う視点が得られるかもしれません。
「うちの子、どう見える?」と話し合うきっかけにもなります。
気になる方は「吃音・チック・読み書き障害・不器用の特性に気づくチェックリスト(CLASP)」で検索してみてください。
🔍 気になる結果が出たら、次のステップへ
「たまっ子ふぁん教育相談室」の教育相談では、
豊富な支援経験と知識を持つ支援員が、より詳細な分析を行い、徹底的に未来志向の具体的な助言を提案します。
迷ったら、まずはご相談ください。
「今できること」を一緒に考えましょう。
🌱 子どもを守るのは、今の小さな気づきから
「気になる」と言われたその瞬間が、未来への分岐点になるかもしれません。
我が子の可能性を閉ざさないために、まずは一歩踏み出してみませんか?