
学力の土台作りには、有効期限があります-迷っている間にも支援効果の賞味期限切れカウントダウンは続行中-という話
2026年01月22日 20:13
子どもの学びを支える力は、実は“ある順番”で育っていきます。
そして、その順番には 「発達しやすい時期」=いわば“有効期限” のようなものがあります。
今日は、保護者の方にこそ知っておいてほしい「学力の土台づくりのタイミング」についてお話しします。
🌱 人間の脳は3つの層で発達する
人の脳は、大きく3つの層に分かれて発達していきます。
① 身体の脳(脳幹)|0〜1歳ごろに育つ
体の動きをコントロールする、もっとも原始的な脳
姿勢・反射・バランスなどの基礎をつくる
② おりこうさんの脳(大脳新皮質)|0〜10歳ごろに発達
見る・聞く・考える・ボディイメージなどをつかさどる
学習の“土台”となる力がここに集まっている
③ 心の脳(前頭葉)|10歳以降に発達
感情のコントロール、論理的思考、言葉を使った高度な学び
いわゆる「学力」を支える中心
📘 学力は“心の脳”だけでは育たない
「勉強ができるようになる=心の脳が育つこと」
これは確かに正しいのですが、実は その前提として“おりこうさんの脳”がしっかり育っていること が欠かせません。
見る力が弱い
聞く力が偏っている
ボディイメージが育っていない
こうしたアンバランスがあると、どれだけ言葉で説明しても、心の脳がうまく働けず、学力が伸びにくくなります。
🧩 おりこうさんの脳を育てるには、幼児期〜小学校低学年が黄金期
感覚統合、ビジョントレーニングなど、幼児期の療育や通級支援で行う練習は、まさにこの“おりこうさんの脳”を育てるためのものです。
しかし現場では、こんな声をたくさん聞いてきました。
「うちの子は発達障害じゃないから…」
「診断されたら周りにどう思われるか心配」
「そのうち周りに追いつくだろう」
「力を発揮する時期が来るはず」
気持ちはとてもよく分かります。
ですが、こうして先送りにした結果、
学習についていけず不登校気味になる
小学校高学年で特別支援学級・学校へ転学する
というケースが後を絶ちません。
📝 診断は不要。でも“現状の把握”は必要です
発達障害と認める必要も、診断を受ける必要もありません。
ただし、もし「おりこうさんの脳がアンバランスかも」と感じるなら、
WISC・KABC検査で現状を知ること を強くおすすめします。
たまっ子ふぁん教育相談室では、
診断を下すのではなく
お子さん一人ひとりの“困り感”に寄り添い
その子に合った支援を提案する
というスタンスでアセスメントを行っています。
🏫 支援は早ければ早いほど効果が大きい
年齢が上がるほど、脳の発達は完成に近づきます。
特に“おりこうさんの脳”は 高学年になるとほぼ完成状態 になります。
そのため、
低学年まで → 土台そのものを育てられる
高学年以降 → 今ある力をどう活かすかの支援に切り替わる
という違いが生まれます。
つまり、伸びしろが大きいのは圧倒的に低学年まで なのです。
🌿 周りの目が気になる保護者のために
「支援を受けさせたい。でも周りの目が気になる」
「診断されるのは避けたい」
そんな保護者の方のために、
当相談室・支援室では 土日祝日を通級日 とし、
診断不要で発達支援を受けられる環境を整えています。
ここなら、
偏見の目を気にせず
診断の有無に縛られず
お子さんのつまずきに合わせた支援
を安心して受けていただけます。
⏳ 迷うくらいなら、まずは検査から
WISCやKABCは、
「今のお子さんの力をどう伸ばせるか」
を知るためのコンパスのようなものです。
5年後、いや2年後に
「あの時、動いておけばよかった…」
と後悔しないために。
タイムリミットは、待ってくれません。
気になった今が、いちばん早いタイミングです。